【初心者】ダブルスの前衛でのプッシュの基本

2020年4月22日

今回はダブルス初心者に向けて、ダブルスでのプッシュの打ち方を解説したいと思います。

プッシュが打てるようになると、前衛で得点を取ることができる選択肢が増えるので、ダブルスでの戦術の幅も大きくなります。

前衛のショットの中で、プッシュを打てる場面は試合の中で比較的多い部類なので、初心者の方には是非習得してもらいたいショットです。

プッシュとは

まずプッシュってどのようなショットなのか、わからないという方に向けて、軽くプッシュについて解説したいと思います。

プッシュは、相手がネット際に打ったショットが浮いていた場合に、シャトルを上から叩いて、相手コートに押し込むショットのことです。

ダブルスでは主に前衛がネット際に来たシャトルをプッシュします。

味方の後衛の攻撃で、相手がレシーブミスしたシャトルがネット際に来たとき、などに打つショットの一つです。

プッシュの打ち方

プッシュは浮いているシャトルをいかに高い位置で取れるかが、プッシュの成功率と、プッシュの得点率に大きく関わってくるので、素早い動作で打たなければいけません。

なのでプッシュは基本的に上半身を使って、体の前に来たシャトルを腕を振りながら、相手コートにたたき落とすように打ちます。

シャトルを打つときに、手首は動かないように固定して打ちましょう。

初心者の方でたまにシャトルを打ち落とすことを意識して、手首をこねてシャトルを打つ人がいますが、手首をこねてうつと、手首の力だけでシャトルを打つことになるので、腕をを使って打ったときに比べるとシャトルに全く力が加わりません

なのでフォア側であれば腕の回内を、バックハンド側であれば腕の回外を意識してラケットを振るようにしましょう。

プッシュを打つときに意識すること

プッシュの打ち方でもいいましたが、プッシュはできるだけ高い位置で打つように意識しましょう、加えて高い位置で打つだけでなくシャトルに速くタッチすることも意識しましょう。

シャトルに速くタッチするということは、シャトルがネットに近い状態でシャトルを叩くことになるので、シャトルを角度を付けて打つことができショットをネットに掛けてしまうことなく相手に速く返球することができるので、相手はその分だけ速く反応し対応しなければいけなくなります。

これだけでもシャトルに速くタッチすることがいかに重要なことがおわかりいただけたかと思います。

それではどうすればシャトルに速くタッチすることができるのか解説します。

シャトルに速くタッチする方法

まずは立ち位置です、前衛の立ち位置を自分のフットワークを考慮して、ネット際にシャトルが来たときにプッシュを打てる位置を確認しておきましょう。

シャトルに速く触ろうとして、ネットに近い位置で構えると逆にシャトルに反応できず、捕れる球も捕れなくなってしまったり、コートをカバーできる範囲も狭くなってしまいます。

目安としては相手がスマッシュレシーブでネット前にシャトルを落としてきたときに、フットワークを使いながらシャトルを取ることができる位置であれば、大丈夫だと思います。

どうしても前衛の位置がよくわからないという方はコートの中央当たりで構えましょう。

前衛の立ち位置や前衛の役割についてわかりやすく解説。

次に意識するべき事はプッシュを打ったらすぐ構え直すことです。

プッシュを打ったとしても必ず決まるわけではないので、もし相手がプッシュを返してきたとしても次で仕留められるように、すぐに構え直すようにしましょう。

プッシュを一度で決めきれなくても、攻撃を継続できていれば得点できるチャンスがあるので、力んでミスしないように落ち着いてプッシュは打ちましょう。

プッシュの練習方法

はじめはネットがないところで、シャトルを上げてもらい、シャトルを下に叩く練習をしてみましょう。

シャトルを打つことになれてきたら次にノックをやってみましょう。

プッシュのノックはまずコートの中央または横からシャトルを下から投げてもらい、ネット際に浮いたシャトルをプッシュします。

このとき自分はコートの中央からフットワークでネット際まで移動してプッシュを打ち、打ち終えたらまたコートの中央にフットワークで戻ります。

コートの中央に戻ることで、相手のレシーブに対応することできるようにします。

ノックはシャトルを左右に振ったり、投げるテンポを上げることで難易度を上げることができるので、自分の上達段階に合わせたノックをしてもらいましょう。

まとめ

今回はダブルス初心者の方に向けてプッシュについて解説しました。

プッシュは前衛がラリーを終わらせるショットの一つとして、とても重要なショットです。

この記事を参考にプッシュを打つことができるようになれば、初心者の前衛で活躍することができるので、是非練習して打てるようにしましょう!!

プッシュがより決まらないときの、考え方と対応。