【比較】アストロクス88S、88Dの違いを解説
今回は、先日新デザインが発売された、アストロクス88Sとアストロクス88Dの違いについて解説したいと思います。
新デザインの情報については「アストロクス88S、アストロクス88D、アストロクス99 新色発売」で紹介しています。
アストロクスの特徴
アストロクスシリーズのラケットは全て「ローテーショナルジェネレーターシステム」という、すごい名前の技術が搭載されています。
簡単に説明すると、ラケットの重量バランスをラケット全体に上手に分配することで、ラケットの振り抜きを良くした、ということです。
もう少し詳しく知りたい方は「アストロクス00紹介 誰にオススメ？【発売日】【性能】」で解説しているので参考にしてみてください。
ここからは、アストロクス88S、88Dのそれぞれの特徴と違いについて紹介していきます。
デザイン
こちらは、古い方のデザインで、左側がアストロクス88S、右側がアストロクス88Dです。
違いとしては、アストロクス88Sはフレームの色がグリーンでシャフトの色がレッドで、アストロクス88Dの方はグリーンとレッドの配置が逆になっています。
こちらが新らしい方のデザインです。
上と同じように左側がアストロクス88Sで、右側がアストロクス88Dです。
旧デザインのブラックの部分がレッドに変わり、グリーンとレッドがホワイトとブラックに変わりました。
ヘッドの重さ
アストロクス88Sとアストロクス88Dのヘッドの重さを比較して見ると、アストロクス88Sはほぼイーブンでややヘッドヘビーによっているのに対して、アストロクス88Dの方は完全にヘッドヘビーです。
アストロクス88Sは、前衛の選手を想定した作製されたラケットのため、ヘッドの重さをイーブンにすることで、前衛で早いラリーに対応できるラケットワークを重視したためだと考えられます。
逆にアストロクス88Dは、後衛の選手を想定しているので、後ろからの攻撃で相手を崩すために、強力なスマッシュを打てるように、ヘッドヘビーに設定してあります。
シャフトの硬さ
アストロクス88S、アストロクス88Dはともに、シャフトは硬い方ですが、アストロクス88Dの方がややシャフトが硬いです。
シャフトが柔らかい方が、シャトルを打つコースをコントロールしやすく、シャフトが硬い方がより強力なショットを生み出すことができるので、アストロクス88Sは少し柔らかく、アストロクス88Dは硬く設定されています。
少し余談ですが、アストロクス88Dは同じシリーズのアストロクス99よりもシャフトが硬いです。
なので、ある程度のスイングスピードがあればかなり強力なスマッシュを打つことが切ると思います。
フレームのしなり具合
アストロクス88Sはフレーム全体がしなります、それに対してアストロクス88Dはフレームの上部だけがしなるようになっています。
アストロクス88Sの場合は、フレーム全体がしなるので、球持ちが長いためコントロールの性能が高いです。
アストロクス88Dはフレームの上部だけがしなるので、シャトルが沈みこむようなショットを打つことができます。
ラケットの全長の違い
アストロクス88Sの全長は、他のラケットのレギュラーサイズよりも5mmほど長く設定されています。
これにより、振り抜きの良さとパワーの両立が図られています。
アストロクス88Dの場合は、10mmほど長く設定されています。
10mm長いので、より攻撃的なラケットとなっています。
正直ラケットの長さはそこまで気にならなかったです。
ラケットの長さはおそらくはじめに紹介したローテーショナルジェネレーターシステムの恩恵を大きくするためのものだと感じました。
まとめ
今回はアストロクス88Sとアストロクス88Dの違いについて紹介しました。
簡潔にまとめると、
アストロクス88S
･シャフトはやや硬い
･フレーム全体がしなる
･ラケットの全長がレギュラーサイズより5mm長い
アストロクス88D
･シャフトは硬い
･フレーム上部だけがしなる
･ラケットの全長がレギュラーサイズより10mm長い
アストロクス88Sとアストロクス88D、名前は似ていますが、このようにいくつも性能が違う部分があるので、全く別々のラケットとして思ってもらっても良いと思います。
それぞれのラケットがどんな人におすすめかまとめると、
アストロクス88Sは、コントロールに優れているので前衛の選手におすすめです。
振り抜きがとても良いので、速いラリーにもついて行くことができます。
シングルスでもオールラウンダーな選手が使うと、性能を発揮しやすいと思います。
アストロクス88Dは、シャフトが硬く、フレーム上部だけがしなるため、強烈なスマッシュを生み出すことができるため、後衛の選手におすすめです。
シングルスでは、ダブルス同様にスマッシュで攻めるハードヒッターの方には十分おすすめできるラケットです。
この記事でアストロクス88Sとアストロクス88Dの違いが少しでも理解してもらえれば幸いです。