バドミントン シャトル番号の違いと選び方

今回はバドミントンをする上で必要不可欠な道具の一つシャトルについての話しです。

みなさんは、シャトルにはそれぞれ番号が割り振られていることについて知っていますか?

シャトルの番号は私たちが、快適にバドミントンをするために割り振られています

なので、今回はシャトルの番号についての解説と、どの番号を選べば良いのかについて解説したいと思います。

シャトルの番号とは

バドミントンに使われるシャトルには、水鳥のシャトル(羽のシャトル)でもナイロンシャトル(プラスチックのシャトル)でも番号などでいくつかの種類に分類されています。

なぜ同じ種類のなかでも分類されるのかというと、シャトルは空気圧によって飛び方が大きく影響されるモノだからです。

シャトルはこの空気圧の高低によって、よく飛ぶようになったり、逆に全く飛ばなくなったりします。

では、空気圧は何によって変化するのかというと、気温や気圧によって変化します。

日本には4季が訪れるため、気温や気圧の変化が激しいです。

そのため、同じシャトルを1年間使い続けようとすると、その季節によって気温や気圧が変わってしまうので、シャトルの飛び方も変わってしまいます。

そこで、その気温や気圧の変化に対応するために、普通よりも飛びやすいシャトルや、飛びにくいシャトルが生まれ、番号によってそのシャトルの飛び具合が管理されることになりました。

これはYONEXの水鳥シャトルの温度別適正分類表です。

番号による違いと選び方

実際にはシャトルは番号によって、重さが変化します。

シャトルは空気圧によって飛び方が変わると言いましたが、厳密には空気抵抗によって変わります。

夏の暑い日には、空気が膨張して、空気が薄くなるため、シャトルへの空気抵抗が小さくなります。

ティッシュを高いところから落とすのと同じように、物体の重さが軽い方が空気抵抗の影響を受けやすいので、夏場は先ほどの表でいう2番のシャトルが使われます。

逆に気温が下がる冬は、空気の密度が大きくなり、空気抵抗が大きくなるので、重いシャトルを使います。

空気抵抗は気温だけで無く、気圧によっても変化します。

高所などでは気圧が低く空気が薄くなるので、夏場と同じ数字が小さい番号を、逆に低所では番号が大きいシャトルを使います。

実際に高所でバドミントンをしてみて、番号による違いを「高地でのバドミントン、気圧の関係とシャトルの選び方」で紹介しているので参考にしてみてください!

そして、シャトルの番号による違いを表に合わせて簡潔に述べると、番号が大きい方がシャトルは良く飛び、番号が小さいシャトルの方は飛びにくいということになります。

ヨネックスのシャトルは、表を見ると1~5までの番号のシャトルが存在することがわかります。

しかし日本で生産されているのは、2~4までのシャトルなので、お店では2~4までのシャトルしか置いてないことが多いです。

1と5のシャトルは使う期間が短いため需要が少なく、日本に輸入される量もあまり多くありません。

なので、日本でバドミントンをする際は2~4の番号でその季節と場所に応じて番号を選べばいいと言うことになります。

最近ではバドミントンをする人が年々増加しているため、バドミントンのシャトルの需要が供給を越えていることもあります

なので、バドミントンをやる予定がある場合は、数ヶ月前から次の季節に合わせた番号のシャトルを購入しておかないと、シャトルが品切れになっているということはよくあります。

なので、シャトルを購入する際は、早い決断と季節に合わせた正しいシャトルの番号を選ばなければいけません。

シャトルの番号の見分け方

ここからは、使っているシャトルが何番なのかわからない場合の見分け方について解説したいと思います。

ヨネックスの水鳥シャトルの場合は、残念ながらシャトルを見ただけではわかりません

水鳥シャトルの場合は、筒が入っていた箱を確認すると番号が表記されているのでわかります。

一番わかりやすいのは、シャトルの筒のキャップの部分番号のシールが貼られているので、それを確認してもらうのが一番手っ取り早いです。

水鳥シャトルは筒の外に出してしまうと、そのシャトルが何番なのか目で確認する方法が無くなってしまうので管理には気をつけましょう。

どうしても番号が知りたい場合は、他のシャトルと打ち比べてみると、なんとなく違いに気づけると思うので最終手段として試してみてください。

ヨネックスのナイロンシャトルの場合は、水鳥シャトルと同様に、筒や箱に表記されています。

しかしナイロンシャトルの場合は、筒のキャップとシャトルのコルクの部分に巻かれているテープの色が番号によって異なります。

ナイロンシャトルの場合は、正確には番号では無く、スピードという基準で4つの種類に分類されています。

それぞれのスピードごとに青や緑、赤などの色が割り当てられているので、それによってシャトルの種類を簡単に確認することができます。

他のメーカーでも、筒や箱を確認すればそのシャトルが何番なのか確認することができるので、シャトルを購入する際には、しっかりと確認するようにしましょう。

まとめ

今回はシャトルの番号について解説しました。

重要なことは、その時期に応じて適切な重さ(番号)のシャトルを選ぶことです。

適切なシャトルを選ばないと、クリアが飛びすぎでしまったり、逆にロブを上げるのがとても大変になってしまったりなど、デメリットが生じてしまいます。

大会にでる予定がある人は、次の大会で使われるシャトルの番号に合わせて練習したりするなどの工夫も大切になります。

快適にバドミントンができるように、今回の記事を参考に適切なシャトルの番号を選び方覚えておきましょう!!