【バドミントン】ダブルスでロングサーブ・ピンサーの4つの対策

2020年7月14日

ダブルスにおいてロングサーブピンサーブ(ドライブのように弾道がやや低く、シャトルが速いサーブ)を相手に打たれて、反応できずにシャトルを取ることができなかったりロブを中途半端にしか上げることができない、ような経験を何度かしたことがあると思います。

ショートサーブが来ると思っていたところに、ロングサーブやピンサーをいきなり打たれて、シャトルに触れることができず、サービスエースをとられてしまうと精神的にやられますよね…

そこで今回は、そんな初心者にとってやっかいなロングサーブとピンサーブに対する、対策方法をいくつか紹介したいと思います。

ダブルスのサーブレシーブの基本的な事について「【初心者】バドミントン ダブルスでのサーブレシーブの解説」で解説しているので、読んでいない方は、まずこちらを参照してみてください。

後ろへ下がるフットワークを身につける

ロングサーブとピンサーの対策としては、まず1つ目は後方へのフットワークを身につける事です。

ロングサーブとピンサー、どちらのサーブも自分よりも後方へのサーブなので、後ろへのフットワークができなければ対応することができません。

ロングサーブとピンサーを捕れるようにするためだけでなく、前後左右のフットワークは基本なので、練習してできるようにしましょう。

フットワークを練習するときの注意点として、はじめはフットワークの速さはあまり意識せずに、正しい足運びができているかを確認しましょう。

一度間違った足運びを覚えてしまうと、矯正するのに手間がかかってしまうので、もし周りに自分よりも上手な方がいればその人に見てもらいながら練習するのが一番手っ取り早いでしょう。

後ろへ下がるフットワークができれば、ロングサーブに対して反応することができれば、大抵の球は対応することができると思います。

フットワークを使ってネット際からコート後方まで下がってシャトルを打つ練習をして、動きながら打つ感覚も身につけましょう。

サーブレシーブを構える位置を変える

次に自分のフットワークと反応速度を考慮してサーブレシーブを構える位置を変えましょう。

後方へのフットワークが速く、相手のサーブへの反応速度に自信があれば、サービスラインギリギリで構えてもらってかまいません。

しかしフットワークのスピードやサーブへの反応速度にまだ自信が無いという方はサーブレシーブの位置を少し後ろへ下げましょう。

目安としてはロングサーブをコート奥のサービスラインに打ってもらい、フットワークを使って追いつきシャトルをしっかりと打つことができる位置がいいでしょう。

サーブレシーブの位置を下げると、ネットまでの距離が遠くなってしまうので、ショットを打つまでの時間が増加してしまいます。

なので、相手のサーブに対して、プッシュを打とうとした場合、打点が下がってしまい、ネットに掛けてしまいやすくなったり、プッシュが浮いてしまうというデメリットもあります。

なのでサーブレシーブの位置を下げすぎると攻撃の選択肢が狭まってしまうので注意しましょう。

しかし、ロングサーブやピンサーを打たれた際に、対処できないよりも、ロングサーブやピンサーに対処できる位置で構えていた方が、相手にプレッシャーをかけることができるので、素直に後ろへ下がって構えるのか賢明です。

前足と後ろ足への重心の配分

三つ目は重心の位置です。

重心を前に置けば置くほど、前に来た球への反応は速くなりますが、逆に後ろへと飛んだシャトルへの対応は遅くなってしまいます。

重心を完全に前足に置くと、ロングサーブやピンサーへの対応は遅くなってしまいますが、少しでも後ろ足に重心を置いておけば、ロングサーブやピンサーを打たれた際にも後ろへのフットワークをすぐに行うことができます。

重心を置く配分に関しては、重心の移動はフットワークではなく反応速度に依存するので、フットワークの速さよりも自分の反応速度の速さの方を加味して決めましょう。

ロングサーブやピンサーブを意識の片隅に置いておく

最後は意識の問題です。

ロングサーブやピンサーを多用してくる相手であれば、意識したくなくても勝手に意識してしまうと思います。

しかし、相手がショートサーブばかり打っていたのに、いきなりロングサーブやピンサーを打たれるからこそ、反応しきれずシャトルに追いつくことができません。

なので、毎回サーブレシーブのときにはロングサーブやピンサーが来るかもしれないと言うことを頭の隅に置いておきましょう

とはいっても試合をやっていると忘れてしまうと思うので、今まで紹介した対策をサーブレシーブ前に試してみてください。

そうすることによってなぜ、サーブレシーブの位置はここで、重心はこれくらいの配分で構えているのかを思い出すことができます

それによって少しでもロングサーブやピンサーに対しての意識を作ることができると思います。

あとは、相手をよく観察することです。

相手をよく見ていると、サーブを打つ前に、今までと違ったサーブの入り方をしていたり、サーブの構え方、面の向きが異なっているなど、集中していればなにか異変に気づくこともあります。

普段ショートサーブしか打たない人ならなおさら、打つ前に何かしらの変化があると思います。

少なくともサーブのフォームまたは面の向きを変えて打たなければ、ロングサーブとピンサーは打つことができないので、相手を観察していればなにか見えてくるものがあるかもしれません。

なので、試合中は自分のの中でロングサーブとピンサーへの意識を持ち、相手の動きや様子にも意識を向けましょう

まとめ

今回はロングサーブ・ピンサーに対する対策について紹介しました。

これ以外にも対策方法はありますが、今回は他の対策方法に比べて、簡単かつすぐに実践で使えるものを紹介しました。

サーブレシーブでロングサーブとピンサーを攻略することは初心者にとっては1つの壁だと思うので今回紹介した方法を試してみて、ロングサーブとピンサーに対応できるように頑張りましょう!