【中級者】ヘアピンのコントロールを向上させるコツ

2020年1月20日

ヘアピンはドライブやスマッシュなどの他のショットに比べてとても繊細なショットです。

そしてヘアピンはラリーの中で勝敗をわけるショットの一つといっても過言ではりません。

ヘアピンはあたりが弱すぎるとネットにかかってしまい、逆にあたりが強すぎると浮いて相手に叩かれてしまうなどヘアピンはコントロールが命のショットです。

そこで今回はヘアピンのコントロールが上達するコツを解説したいと思います。

ネット前の入り方

ヘアピンに限らず、ネット際からロブを上げる際、ショットの安定性を高めるために、ラケットの打球面を安定させる必要があります。

ネット前に入るとき利き腕と同じ側の足を一歩踏み出してヘアピンを打ちます。

右利きの人の場合、左足を前に出してヘアピンを打とうとすると、右肩が後ろになります。

その分だけラケットを前に出すことができなくなり、必要以上に歩幅を広げるか、歩数を稼がなければいけなくなるからです。

ヘアピンを打つ際、膝を曲げずに直立した状態でネット前に入ると、自分の位置とネットとの距離が変化するとその都度打球面の角度を変化させなければいけないので、ショットが不安定になります。

逆に膝を曲げて、重心を落としてネット前に入ることによって、下半身が安定して打球面の角度がそのつど同じになりショットが安定します。

打点の高低やネットからの距離の違いによる飛距離の調整は、シャトルを打つインパクト後のフォロースルーで行う。

打点

シャトルはできるだけ高い位置で打つように心がける。

シャトルの落下とともに打点を下げると、コントロールが難しくなりミスになりやすくなります。

他にも打点が低い守備的なショットを打たざるをえなくなるので、ラリーの中で攻撃に転じる機会が少なくなってしまいます。

打点を高くすると、打点が低いときに比べシャトルの滞空時間が短くなり相手にプレッシャーを与えることができます。

他にも高い打点で打てると、そこから低い打点で打つこともできます(フェイントで相手をだますときは高い打点の方がフォームに余裕ができ相手をだましやすくなる)。

フォロースルー

ヘアピンを打つ際にシャトルを打ち終わった後のフォロースルーでラケットをネットの白線までゆっくりと持っていく用に打つとコントロールが向上します。

ネットの上数センチを狙う

ヘアピンを打つとシャトルにさまざまな角度の回転がかかるため、ネットの白線ギリギリに打つと、シャトルがネットにかかる可能性がある。

そのためヘアピンにあまり自信がない人は、ネットの白線数センチ上を狙ってヘアピンを打つと決まりやすいです。

足の着地

コートの後ろからネット前に移動してヘアピンを打つ場合、右足を少しでも速く床に着地してからラケットを振り始めなければならない。

その理由として、ヘアピンは下半身が安定した状態で打つことによって安定性が高まるので右足は素早くかかとから着地することを心がけましょう。

まとめ

ヘアピンを打つ際にコントロールを高めるために気をつけなければいけないこと。

①ネット前に膝を曲げてラケットを持ってる手と同じ側の足を出す。

②高い打点でシャトルととる。

③フォロースルーをネットの白線までゆっくりと持っていく。

④ヘアピンに自信がなければネットの白線数センチ上を狙う。

⑤足の着地を素早く行い、下半身を安定させる。