【中級者】ダブルスでのレシーブの構え方
コート奥から打たれたスマッシュが、対戦相手のレシーブができる位置に到達するまでの時間は、スマッシュの早い選手だと0.3秒前後だといわれています。
皆さんはレシーブの際どのように構え、ラケットを握っていますか?
ダブルスで速いスマッシュをレシーブするための最適な構え方について今日は解説していきたいと思います。
構える位置
バドミントンのレシーブはフォア側にシャトルが飛んで来たら、フォアハンドで打つ、バック側に来たらバックハンドで打つのが基本です。
そのため両サイドにシャトルが飛んできても対応できるように、利き腕を体の前に出し、ラケットヘッドをスマッシュを打つ相手選手に向ける構え方がある。
しかしこの構え方だとシャトルを打つまでのラケット操作の時間が長く、フォアハンドからバックハンドもしくはその逆のグリップの握り替えに、時間を費やしてしまいます。
レシーブでは頭で考える時間を極力少なくし、動作をコンパクトにする必要性があります。
レシーブの最適な構え方とは
ではレシーブはフォアハンドとバックハンドのどちらで構えるのが最適なのかを解説していきます。
フォアハンドでレシーブをしようとした際、ボディー付近に来たシャトルをとろうとすると肘が脇腹あたりに当たって窮屈な形となってしまい、レシーブ範囲を制限してしまいます。
逆にバックハンドでレシーブをすると肘が解放されるためフォアハンドに比べると2倍以上の範囲を守ることができます。
バックハンドは全レシーブ範囲の70%以上をカバーすることができます。
実際に体の前でフォアハンドとバックハンドの握りで体の前でラケットを動かしてみると腕の可動域が広がったことを実感できると思います。
このことからラケットはバックハンドで握り、バック側にラケットヘッドを傾けて、飛んできたシャトルに対して素早くラケットを操作できるように手首を立てた構えが理想的であるといえます。
スマッシュに対して、フォア側に必ず飛んでくると予測できているのならば、フォア側でフォアハンドで打ってもかまいません。
しかし、相手がどのコースに打ってくるか予測することができないなら、レシーブ範囲が広いバックハンドでレシーブすることをおすすめします。
初めから、相手のスマッシュをバックハンドでレシーブすることを決めていれば、グリップの握り方を考える時間を無くし、コースやタイミングに集中することができます。
ダブルスの立ち位置
バックハンドでレシーブすることの欠点はフォア側に来たスマッシュをレシーブすることが難しいことです。
そのためダブルスでは自分たちがコートの右奥にロブをあげた際、相手選手がフォア側を狙って打ったスマッシュに対して対応が難しくなるので、通常の立ち位置よりも半歩右にずれて構えることによって、バックハンドでレシーブがしやすくなります。
まとめ
ダブルスでのレシーブは基本的に守備範囲の広いバックハンドで構えてレシーブすること。
バックハンドでレシーブすることを決めることにより、判断時間を減らしコースの予測やタイミングの調整に集中することができる。
バックハンドでのレシーブの弱点を補うために、コート右奥にロブを上げた際は意識的にペアと右に半歩ずれる。
正しいレシーブの構え方をすることによって、体を効果的に動かすことができるので守備範囲が広がり、シャトルもしっかりと捉えられるようになるので、今日の解説を読んで正しい構えでレシーブができるように練習または矯正してみてください!!
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