【中級者】ダブルスでのスマッシュレシーブに対する考え方

2020年1月21日

ダブルスの試合では、速いスマッシュや鋭いドライブなどの攻撃だけで試合を組み立てることは困難です。

試合の展開の中で必ず守備をしなければいけない場面がきます。

スマッシュレシーブの技術が高ければ、心に余裕が生まれ安心してシャトルをコートの奥に返すことができたり、相手のスマッシュをカウンターして逆に守りから一転して攻撃に転じることができます。

スマッシュレシーブはダブルスの試合の勝敗を左右する要因のひとつなので、今回はスマッシュレシーブの返球の考え方について解説したいと思います!

スマッシュレシーブの返球方法

どんなに速いスマッシュでも、どんなに厳しいコースに打たれても、あらゆるコースにレシーブすることができればバドミントンはとても楽しくかんたんなスポーツでしょう。

しかし、実際のレシーブは相手が打つスマッシュのスピード、角度、コースによってさまざまな制限が加えられます。

胸より高い位置にスマッシュが来た場合、肘をたたんで返球しなければいけない、逆にサイドに打たれたスマッシュをレシーブするには、腕を伸ばした状態でレシーブしなければいけないので、ラケットを速く振ることができず、ネット前かドライブでの返球が余儀なくされる。

スマッシュの返球方法に関して主に、

・ネット前に返球する

・コート奥へと高く返球する

・ドライブで返球する

この3つに分類することができる。

まず1つめのネット前に返球するレシーブについて、ダブルスにおいて対戦相手がスマッシュを打った場合、相手のペアの選手はコートの中央もしくはそれよりもネット寄りの位置で構えているため、他の返球方法と組み合わせやタイミングが必要であり、対戦相手の前衛に叩かれないために、ネット前で浮かせないようなレシーブ技術が要求される。

次に、コート奥へと高いロブでの返球は、次も連続してスマッシュが打たれる可能性が高く、シャトルが飛びすぎて後ろのラインを越えてしまうこともあります。

最後に、スマッシュを打った選手に対してドライブで返球するのが、今紹介した中で安全性が高いレシーブ方法です。

どんなスマッシュに対しても、スマッシュを打った選手に対してドライブを返すことができるわけではないですが、ドライブで返すことを基本に、前に紹介した、ネット前やコート奥へのロブを織り交ぜながらレシーブすることにより、相手に的を絞らせないようにしながらレシーブすることを心がけましょう。

ただし相手選手や自分たちのプレイスタイルによって今紹介した3つのレシーブ方法をどれくらいの割合で使うかはその都度考えなければいけません。

とめ

スマッシュレシーブの返球には大きく分けて3つの返球の仕方があり、その中でもドライブで返球することを意識していくことによってミスをする確率を下げながら、自分たちが守りから攻撃に移ることのできる起点にすることができます。

スマッシュレシーブには他にも重要な知識や技術がありますが、まずは相手のスマッシュに対して何も考えずただ返球するのではなく、どこに、どのタイミングで、どんなショットを打つのかを意識することでスマッシュレシーブからの戦術の幅が広がり、技術も向上するのでこれからの練習や試合などで試してみてください!