【バドミントン】Kサーブ?スピンサーブ?シャトルが回転するサーブの打ち方
皆さんはシャトルが回転するサーブを見たことはありますか?
シャトルが回転するサーブって何?そんなサーブ打つことできるの?という方に向けて
まずはのこちらの動画をご覧ください。
こちらの動画で2種類目のサーブとして紹介されている、シャトルが回転するサーブ、The Kevin Serve(以下Kサーブ)の打ち方について今回は解説したいと思います。
Kサーブの打ち方に関しては自分でいろいろ試した結果、シャトルが回転しながら相手のコートに飛んでいくサーブができたので、独自のKサーブの打ち方として参考にしてください。
Kサーブを打つにはどうすればいいのか
自分は、はじめにKサーブを打っているスカムルジョ選手の動画を何度も見返して見ましたが、特殊なシャトルの持ちかとをしているわけではなく、普通のサーブを打つのとほとんど同じように打っています。
あまりにシャトルが回転していたので、初めの頃はシャトルを手で投げたり、シャトルの羽の部分を打っているのではないのかという疑いしかありませんでした(昔はシャトルの羽を打つサーブが許可されていましたが、現在のルールでは禁止されています)。
サーブのルールについては「バドミントン サーブ周りのルールを絵で分かりやすく解説」で詳しく解説しています。
ここでバドミントンの用語を二つ紹介したいと思います。
1つ目はスピンです。
スピンは簡単に説明するとシャトルのコルクを地面に付けてコマのように回転させたときの回転のことです。
2つめはタンブルです。
タンブルはまさにKサーブの回転の仕方です。シャトルの中心を軸としてシャトルが回転することです。
つまりKサーブを打つためにはまずシャトルにタンブル回転をかけなければいけないことになります。
どうすればタンブル回転をかけられるのか
タンブル回転の掛け方は簡単に説明すると、ラケットをコルクに対して斜めから入れるとタンブル回転を掛けることができます。
文字で説明すると簡単そうに見えますが、実際にやろうとしてみると、
ラケットがコルクに当たったときの角度や勢いによって、回転数が増加したり、または全く回転しなくなってしまうので、調整がシビアで難しいです。
サーブでタンブル回転を掛ける
Kサーブを研究したはじめの頃は、サーブでシャトルを持つときのコルクの向きを自分の体の方へ向けたり、逆に反対側に向けてるなど、
ラケットがシャトルに当たるときに、コルクの向きがラケットの面に対して傾くように調整しようとしていましたが、あまり上手くいきませんでした。
そこで逆にコルクを下向きにしてシャトルを持ち、ラケットの面がコルクに対して斜めに当たるようにして打ったときに、シャトルがタンブル回転をして飛んでいきました。
ラケットを出し方としてはサムアップしている親指をグリップの下側に持って行きます。
そしてラケットの面を傾かせながら、ラケットをコルクの下部分にこすらせるようにして打つと回転させることができます。
実践で使えるかどうか
先ほども説明したとおりタンブル回転を掛けること自体が難しいため、自分でシャトルの回転数を調整できないと実戦で使用するのは厳しいと思います。
タンブル回転を掛けすぎたあまり推進力が足らず、ネットに掛けてしまったり、サービスラインまで届かないこともよくあります。
逆に回転が掛からなかったときや回転数が足りず相手コートに届いたときにはもう回転していないときは、そのまま普通のサーブとして入ることもありますが、サーブが浮いて相手に叩かれてしまったりなど問題点が多いです。
Kサーブは非常に繊細な技術が必要ですが、成功したときは多くのメリットがあります。
まずタンブル回転が掛かっていることにより、相手が必ずしもコルクを打つことができないと言うことです。
コルクではなくシャトルの羽を打ったり、たとえコルクを打てたとしても変な角度で面に当たれば、相手がイメージしていたショットやコースに飛んでいかないので、ミスショットを誘発することができます。
タンブル回転のメリットはもう一つあり、それは不規則な速度で落下していくことです。
タンブル回転をしていないシャトルであれば空気抵抗がほぼ一定の状態で落ちていくので、速度は変わりませんが、
タンブル回転をしているシャトルはシャトルが受ける空気抵抗が一定ではないので急に速度を上げて落下することもあります。
シャトルが急に落下することにより相手に対して、とっさの判断を要求することができ、ミスを誘うことができます。
まとめ
Kサーブは手先の器用さがとても求められる難易度の高いサーブですが、成功したとのメリットは大きいハイリスクハイリターンなサーブです。
もしKサーブを自在に使用できるようになれば、サーブだけでも相手を翻弄することができる強力な武器になることは間違いないでしょう。
ですが今回紹介したKサーブはまだ成功率が低くまだ発展途上なので、成功率を高める工夫をこれからも探していこうと思います。
こちらの記事も参考にしてみてください!!
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