バドミントン ラケットの選び方 【重さ編】
今回はバドミントンをはじめて、初めてラケットを購入しようとしている方や、最初に買ったラケットに物足りなくなって二本目のラケットを検討している方に向けて、ラケットを選ぶ上で重要になる、ラケットの重さについて解説したいと思います。
そこで今日はバドミントンのラケットの選び方で重いラケットと軽いラケットのメリットとデメリットを解説したいと思います。
バドミントンのラケットには重さを比較する指標として基本的にUという単位が使われています。
Uは2U~6Uなど幅広くあり、数字が大きくなるほどラケットの重さは軽くなっていきます。
ただし、ヨネックスのラケットには5Uよりも軽い、Fという単位が使われているラケットもあります。
先日ヨネックスからは、アストロクス00というFよりも軽い、2Fのラケットが発売されました。
「アストロクス00紹介 誰にオススメ？【発売日】【性能】」では、アストロクス00について、詳しく紹介しています。
おおよそ5Uが軽いラケット、3Uが重いラケットと思ってもらってかまいません、Fに関しては、めちゃ軽いぐらいにとらえてもらっていいです。
そして初めてラケットを購入するという方は、ラケットの重さが5U,4Uの中から選ぶのがオススメです！
理由としては5U,4Uのラケットは初心者用のラケットも多く、ラケットの重さもそこまで重くないので、自分の筋力に見合ったラケットを見つけやすいからです。
軽いラケットのメリット
筋力があまりない人、主に女性や小学生などでもラケットが軽いため筋肉への負担が少なく、疲れにくく扱いやすいです。
バドミントンにはドライブという体全体ではなく、腕の筋肉を使って打つショットがあり、このドライブというショットは主にダブルスで使うことが多いです。
なぜドライブの話を出したかというと、ドライブは体周りの球を打つショットなので、ラケットが軽いと、少しの力でラケットを操作することができるので、ラケットをコントロールしやすいため相手に正確で鋭い球を返しやすいです。
それに加えドライブは打った後にすぐ相手に球を返される可能性があるので、すぐに、再び打つ準備をしなければいけません。
そのため、ラケットが軽いと構える動作をすばやく行うことができるので相手の速いドライブに対しても反応しやすくなります。
先ほど、少し紹介したYONEXで最も軽いラケット「アストロクス00」を使用した感想は「【レビュー】YONEX史上最軽量ラケット アストロクス00を使用した感想」で紹介しています。
軽いラケットのデメリット
軽いラケットは、筋力が十分にある人が使用すると、ラケットが軽いため重いラケットでショットを打ったときに比べ、球が軽くなってしまいます。
スマッシュにもラケットの重さが加わらないため、スマッシュが軽くなってしまい、思いラケットで打ったときよりも、スマッシュが減速します。
ボーリングをイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
ポンドが低いボールはピンに当たってもあまり他のピンを飛ばしにくいですが、ポンドの高いボールはピンを強く飛ばします。
他にも、ラケット自体にあまり重さがないため、シャトルの衝撃を吸収する力が少ないので、相手のスマッシュの衝撃が手に伝わりやすく、手のブレが大きくなり、コントロールが難しくなります。
重いラケットのメリット
シャトルにラケットの重さが加わり、スマッシュなどの強打するショットの球が速くなったり、打った球が重くなります。
バドミントンのスマッシュは打った瞬間はとても速く飛んでいきますが、羽が地面に着地するまでに大きく減速します。
しかし、球が重くなることによって、球のスピードが減速しにくくなり、相手コートの奥まで沈み込むようなスマッシュが打つことができます。
ラケットが重いとその分だけ遠心力が働くため、よりスマッシュが速くなり、ロブも遠くまで飛ばせることができます。
重いラケットのデメリット
軽いラケットのメリットの逆でシャトルを打つときに必要な筋力が増えるため疲労しやすいです。
ラケットに対して筋力が十分に足りていないとラケットに振り回されシャトルをコントロールするのが難しくなります。
ダブルスなどでドライブ合戦になったときに、ラケットの重さに負けて細かいラケットコントロールが難しく、打ち損じや押し負けることがあります。
まとめ
ラケットの重さのメリット、デメリットについて簡単に説明してきました。
ラケットの重さによって自分の力を十分に発揮できるか、できないかははっきりと現れます。
特に自分の筋力に合わない重いラケットを使用していると、肩や腕に負担がかかりすぎて怪我の元となってしまいます。
逆に自分にある程度の筋力があるが軽いラケットを使用すると、筋力を十分に活かすことのできないショットしか打つことができません。
なので、これからラケットを買おうかなと思っている人は、友達のラケットを借りたり、お店に行って重さを比べ、自分の筋力、プレイスタイルに合ったラケットを買うことをおすすめします！
ラケットの選び方は他にも、「バドミントン ラケットの選び方【シャフト編】」、「バドミントン ラケットの選び方【ラケットバランス編】」で解説しているので、是非参考にしてみてください。