【初心者】スマッシュだけじゃない!フォア奥からの攻めのショット

2020年3月30日

皆さんはシングルスのときにフォア側のコート奥にロブが上がったとき、どのようにして相手を攻め崩そうとしますか?

初心者の方の中にはスマッシュやドロップ以外にフォア奥からの攻めのショットを知らない方もいると思います。

コートのフォア奥からスマッシュを打つだけでは攻めきれなかったり、そもそもどこにどんなショットを打てばいいかわからない人に向けて、

今回はシングルスにおいてスマッシュやドロップ以外のフォア奥からの攻撃の手段を紹介したいと思います。

クロスへのカットドロップ

カットドロップとはスマッシュと同じフォームから放たれるショットで、打ち方がスマッシュと異なる点は面の角度を自分の体側に少し向けることによってシャトルを切って打つ点です。

カットのシャトルの軌道はドロップに近いですがシャトルに回転がかかっていてシャトルのスピードが速く鋭く落ちていきます。

カットはスマッシュと同じフォームで面の向きを変えるだけで打てるショットで、難しい点はその面の傾く角度の調整なので、ノックの練習のときなどにカットの面の角度を覚えてしまえば比較的簡単に習得することができます。

面の向きが体の内側に向いていることから、フォア側からショットを打つと自然に相手のコートにクロスで打つことができるので、他のオーバストロークから打たれるショットをクロスに打つよりも楽にクロスに打つことができます。

こういった理由でクロスカットは初心者におすすめのショットです!!

しかしクロスカットはオススメできるショットなのですが、カットが有効打になるためにはスマッシュが必要不可欠になってきます。

カットはスマッシュをほぼ同じフォームで打たれるので、スマッシュが来るとがっちりと構えていたところにネット前に鋭く落ちていくカットを打つのが一番決まるので、

カットを多用しすぎると相手にフォームやタイミングを読まれて前に詰められてしまうので、カットを覚えたてはスマッシュを基本としてここぞと言うときにカットで仕留められるようにしましょう。

 

クロスへカットスマッシュ

今度はカットドロップではなくカットスマッシュです。

カットスマッシュはカットドロップと同様にスマッシュのフォームと同じで打つことによって、相手にスマッシュを打つと思わせ、相手を翻弄します。

カットドロップとの違いはシャトルを面でカットしすぎず、ガッツリ面に当てずに打つショットです。

カットスマッシュは普通のスマッシュに比べてシャトルの回転数が高く、シャトルの速さが減速します。

減速するので、シャトルの落下地点が手前になります。

カットスマッシュは面の傾きが足りないとただ遅いだけのスマッシュとなり、角度を付けすぎるとカットドロップとなり飛距離が足りずネットに掛けてしまうこともあるので、

カットスマッシュとカットドロップそれぞれの面の傾き具合を意識して分けられるように練習しましょう。

カットスマッシュとカットドロップはストレートにも打つことができますが。

リバースというラケットの面を体の外側に向けて、その外側に向けた面でシャトルを切るように打たなければならないので、習得が少し難しいので今回はクロスへ打つカットを紹介しました。

ストレートへのドリブンクリア

ドリブンクリアとはハイクリアよりも低い弾道かつ速いショットのことです。

ハイクリアは弾道が高いためその滞空時間を利用して自分の体勢を整えるショットですが、ドリブンクリアは逆に弾道が低いため滞空時間が短く、相手をコート奥へと追い込む攻めのショットです。

ドリブンクリアはハイクリアを打つのと同じフォームで打ちます。

ハイクリアはラケットを上に向けて打ちますが、ドリブンクリアは水平もしくはそれよりも少し上を狙って打ちます。

フォア側からドリブンクリアをストレートに打つと相手をバック奥へと追い込むことができます。

バックハンドが苦手なプレイヤーは初心者だけでなく中級者にもいるので、バック奥へと鋭いドリブンクリアを打てれば、相手のバックハンドのミスショットや中途半端なショットが返ってくるので、バックハンドが苦手な相手にはとても有効なショットになります。

ただし弾道が低かったり、ショットのスピードが遅いと、相手にラウンドで回り込まれたり、バックハンドでネット前にストレートやクロスに落とされてカウンターされてしまうので、相手がシャトルを触れることができない高さを狙うのが重要になります。

少し難易度の高いドリブンクリアの使い方を紹介します(参考程度に)。

相手のレシーブ時の姿勢が低くスマッシュを打ってもレシーブされてしまい、ドロップもうまく決まらないような状況で、相手からロブが上がったときジャンピングスマッシュをする振りをしてジャンプします。

しかしジャンプをしてそのままショット打たないで着してからドリブンクリアを打つことで、ショットのタイミングをずらしながら、相手の姿勢を上げることができるので、相手からはコート奥から甘い球が返ってくる確率が高く、フィニッシュを決めることができます。

ドリブンクリアも新しくフォームを覚えることなくハイクリアの弾道を変化させることで打つことができるので、習得にはあまり時間がかからないと思います。

まとめ

今回はフォア奥からの攻めのショットで初心者でも習得しやすいショットを紹介しました。

ただし先ほども説明しましたが、これらのショットだけではなかなか決めきることができないと思うので、スマッシュと織り交ぜながら攻めることによって戦略の幅が広がり、ショットが決まりやすくなるので、

基本はスマッシュから磨くことをオススメします。

そして攻めがスマッシュの一辺倒にならないように、今日紹介したショットを練習してみてください!!