【ダブルス】バドミントン 後衛からのショット

2020年8月8日

バドミントンのダブルスでは、自分たちが攻撃する側のとき、基本はトップアンドバックの形から攻めます。

そのときに二人のプレイヤーは前衛と後衛という2つの役割を分担して攻めることになります。

そこで、今回は自分が後衛になったときに、どんなショットを打てば良いのかを解説したいと思います。

前衛の場合については「【初心者】ダブルスで前衛が狙うべき・とるべき球」で解説しています。

攻撃の起点となるショット、スマッシュ

ダブルスの後衛からの攻めの花形といえば、やはりスマッシュです。

スマッシュは後衛の位置から打つことのできる最も速いショットなので、スマッシュの速度が速ければ、速いほど攻撃力は増します。

ダブルスの場合、コートを二人で守るので、スマッシュを打つ余裕を作りやすいため、スマッシュを余裕を持って打つことができます。

シングルスの場合は、スマッシュを打つ前にシャトルの落下地点まで、速く移動し、スマッシュを打った後に、相手のレシーブによって、前後左右に動かなければいけないため、スマッシュを打った後の反動を抑えつつ、すぐに次の球に備えなければいけません。

ダブルスの場合では、相手もレシーブする範囲がシングルスより狭く、余裕をもってレシーブしてくるので、スマッシュを打った後は、再び上がってきたシャトルに対してスマッシュを打てるように準備をしなければいけません。

なので、自分が後衛になったときに、体制が整ってない状態でスマッシュを打ってしまうと、相手のレシーブが返ってきたときに、再びスマッシュを打つのが難しいので、スマッシュを打った後の事も考えながら、スマッシュを打つかどうかを決めることが重要です。

スマッシュを打つコースは、初心者の方は基本的にストレートに打つことをおすすめします。

ストレートに打つことをおすすめする理由については、「【中級者】ダブルスでスマッシュで狙うべきコース」で解説しているので、参考にしてみてください。

仕切り直すショット、クリア

クリアは攻めから守りへと交代するショットです。

先ほど紹介したように、自分の体勢が不安定で、スマッシュを打つと不利になってしまう状況で、仕切り直しをしたいときにクリアを打ちます。

他にも、相手のレシーブが上手く、なかなかスマッシュで相手を崩せないときに、あえてクリアを上げて相手に攻めさせてから、カウンターを狙うなど、相手に攻めさせたいときにもクリアは有効です。

クリアを打つときに意識することは、できるだけコートの真ん中ではなく、サイドを狙ってコート奥まで飛ばすことです。

コートの真ん中のコースにクリアを上げてしまうと、相手が攻めやすくなってしまいます。

クリアをコート奥まで飛ばすことができれば、その分相手のショットに対応する時間が長くなるので、レシーブする体勢を整えることができるので、ミスを減らすことができます。

コースに狙ってクリア打つことができない場合は、できる限りコート奥までクリアを飛ばすように心がけましょう。

意表を突くショット、ドロップ・カット

最後に、スマッシュ以外の攻めのショットです。

厳密にはカットドロップは異なるショットなので、別々で解説するべきですが、今回はネット際に落とすショットとして同じとみて解説します。

ドロップとカットはスマッシュが決まらないときのタイミングを外すショット、またはウィニングショットとして打つことができます。

スマッシュを打っていると、相手は自分のスマッシュを想定して、構えている足が地に固まりやすくなります。

そこで、ドロップやカットでネット前にシャトルを打つことによって、相手は前に動かなければいけなくなり、反応が遅れます。

これは、連続でスマッシュを打っているときほど相手に効きやすいです。

ドロップとカットを打つときのフォームの理想は、スマッシュのフォームと一緒にすることです。

シャトルを打つギリギリまでフォームを同じにすることで、相手にスマッシュを打つのかドロップを打つのかの判断を遅らせることができます。

まとめ

今回はダブルスの後衛からのショットについて解説しました。

後衛は試合の中で、ラリーの主導権から勝敗まで決める重要なポジションなので、状況に応じて適切なショットを打つことが必要です。

試合の中でこういう状況では、スマッシュを打つ、クリアを打つなど、しっかりと決めておくと、相手にカウンターされるのを防げたり、ミスショットを減らすことができると思います。

今回紹介したショットを1つ1つ練習して、打てるようになれば、戦略の幅が大きく広がるので、練習して正確に打てるように頑張りましょう!