【評価】アストロクス100ZZを使用してみた感想

2020年11月1日

今回はアストロクスシリーズの最上位モデル、「アストロクス100ZZ」の試打用ラケットを借りることができたので、使用してみた感想を紹介したいと思います。

アストロクス100ZZのスペック

アストロクス100ZZのスペックに関しては「アストロクス100ZZの紹介 誰にオススメ?【発売日】【性能】」で紹介しています。

アストロクス100ZZの姉妹ラケット「アストロクス100ZX」との違いについては「【比較】アストロクス100ZZとアストロクス100ZXの違い」で解説しているので参考にしてみてください。

アストロクス100ZZの外見

新剣先キャップ「E.B.CAP PLUS」

アストロクス100ZZを使用した感想

気になった点

アストロクス100ZZを使用して気になった点が2つあったので、まずそちらから紹介したいと思います。

1つ目は、ヨネックスのラケットセレクターを見ると、アストロクス100ZZはかなりヘッドヘビーなラケットだということがわかります。

しかし、実際にラケットを振ってみると、ラケットバランスがイーブンとまではいかないものの、ヘッドヘビーのようなラケットのヘッドに重さを感じることはなかったです。

実際はアストロクスシリーズ共通の「ローテーショナルジェネレーターシステム」という、ラケットの重量配分によって、ラケットワークのしやすさを実現しているからだと思います。

振った感じがヘッドヘビーではないので、スマッシュも「ボルトリックZ-FORCEⅡ」のような、重いスマッシュではなく、キレのある鋭いスマッシュになります。

2つ目は、アストロクス100ZZは上に貼ってあるラケットの剣先画像を見てもらうとわかりますが、ラケットの剣先が親指を添えやすい形状になっています。

たしかに、バックハンドで打つときに親指を添えて打つと、ショットを打ちやすいですが、ラリー中に握る位置をずらしたり、するのが難しく、活用できるようになるには少しなれる必要があると感じました。

良かった点

今回使用した、アストロクス100ZZの重さは3Uでたしたが、先ほど、気になる点で紹介した「ローテーショナルジェネレータシステム」によって、4Uと変わらない振りぬきの良さでした。

実際に4Uのラケットと持って比べてみると、アストロクス100ZZの方が明らかに重いですが、本当に3Uのラケットかと思うくらいに振りやすいです。

振り抜きが非常に良いので、スマッシュからクリアなどのオーバーヘッドのショットだけでなくドライブやロブも打ちやすいです。

ドライブの打ち合いに関しても、重量配分によってラケットの取り回しがよく、トップヘビーでは考えられないくらい、対応しやすかったです。

シャフトは今までのヨネックスのラケットよりも一段階細い「ハイパースリムシャフト」で硬さも他のラケットに比べ硬いですが、ラケットを振ってみた感じ、思っていたよりもシャフトはしなりました

アストロクス100ZZは、どのショットも高水準で対応できる、非常に良い出来のラケットだと感じました。

アストロクス100ZZはどんな人におすすめか

アストロクス100ZZは非常に使いやすいラケットとして紹介しましたが、ラケットの重さやシャフトの硬さを考慮すると、男子高校生くらいの筋力があれば、誰にでもおすすめできるラケットだと思います。

プレースタイル的には、力で押していくプレースタイルの方にお勧めできますが、ラケットの取り回しが良いのでラリーや攻撃の速さで攻めるスタイルにも十分対応できるラケットだと思います。

ただ、今までアストロクスシリーズのラケットを使用していない人が、いきなり使用すると、ラケットの重量バランスが他のラケットと異なるので、少し慣れる必要があります

しかし、ラケットに慣れてしまえば、他に心配することは特になく、非常に扱いやすいラケットとなってくれるでしょう。

まとめ

今回はアストロクス100ZZを使用した感想とどんな人におすすめかを紹介しました。

ヨネックスのラケットのシリーズ最上位モデルは、今までラケットが重かったり、シャフトが硬すぎたりなど、かなり上級者向けのラケットが作られてきました。

しかし、今回のアストロクス100ZZは、性能自体はかなり上級者向けのラケットですが、実際に使用してみると、以外にも使いやすく、中級者の方でも難なく使えるくらい扱いやすいラケットでした。

この記事を読んでアストロクス100ZZが少しでも気になった方は、お店の試打用ラケットを借りてみたり、持っている友人がいれば借りて、その使いやすさを一度体験してみてください。