【レビュー】何でもこなせる優れもの!! アークセイバー11を使用した感想と評価

2020年6月9日

今回は自分が以前使用していたアークセイバー11(以下11と表記)について、性能や使用した感想を紹介したいと思います。

11は自分の周りの友達で5人に1人は11を持っているかなり人気のあるラケットです。

どうしてこんなに人気があるのかという理由を含めて、11の紹介をしていきたいと思います。

購入した経緯

11を購入するまで自分は頑張らないバドミントン研究会のcomfortnano770-5とcomfortnano1000-5というラケットを使用していました(現在は後継モデルが開発され2本とも廃盤となっています)。

当時頑張らないバドミントン研究会のラケットはcomfortnano770が中級者モデルとして売られていて、それ以上のレベルのプレイヤーに向けたラケットがありませんでした。

comfotnano770はシャフトが柔らかく、ラケットの重さは4Uでラケットバランスはややトップライトに近いイーブンバランスのラケットでした。

そのためラケットの取り回しが良く効き、オールラウンドな性能でしたが、シャフトが柔らかすぎるため鋭いスマッシュを打つには少し物足りない感じでした。

なので、できるだけ性能の近いラケットでシャフトが硬く、かつcomfortnano770よりも上級者向けのラケットが欲しかったのでアークセイバー11を購入してみました。

基本情報

メーカー価格 : 24,000円 (税込 25,920円)

アマゾン価格: 18,480円

重さ : 2U,3U

ヘッドバランス : ややトップヘビー

シャフトの柔らかさ・打球感 : 硬め

アークセイバー11や他のアークセイバーシリーズのラケットの基本情報や性能を、「バドミントン ラケット紹介【アークセイバー編】」で紹介しているので、是非参考にしてみてください。

使ってみた感想と評価

簡潔に言えば何でもそつなくこなせるラケットだと感じました。

ラケット自体に特に強いクセがなく、使いやすくどんなショットも打ちやすく、狙った場所にショットを打ちやすいです。

自分はスマッシュレシーブが苦手なのですが、11は特にレシーブが安定して打てるように感じました。

バランスの良いラケットなので狙ったところにシャトルを飛ばしやすく、ライン際の厳しい場所にもスマッシュで狙って打っていました。

良くも悪くも平均的なラケットなので印象に残る物が少なく、紹介する部分があまりないです…

ただ一つ自分には合わなかった点がありました。

それはスマッシュです。

これは個人の感覚なんですが、スマッシュを打つときヘッドライトのラケットであれば、ラケットの重さを利用せずに自分の腕の力で振り切り、逆にヘッドヘビーのラケットであればラケットの重さを使い遠心力で振り抜いてる感覚なんですが、

11はほぼほぼイーブンバランスのラケットで先ほど説明した力の配分が難しくて、腕の力を十分にラケットに伝えることができず、当たり損ねのショットやスマッシュが浮いてしまったり、自分は微調整をすることができませんでした。

ラケットとしてはオールラウンドな性能のラケットの中では群を抜いて完成されたラケットであることは間違いないです。

今まで使っていたラケットでのスマッシュが物足りないから11を買ったのですが、結局自分に合わずほとんどcomfortnano-770を使用していました…

まとめ

自分の知る限りではYONEXのラケットは、基本的にどのシリーズもZモデル(nanoray z-speed voltric z-forceIIなど)が出たあとはそれよりも上のモデルは発売されませんがアークセイバーシリーズはarcsaber z-slashが発売されましたが、11はその後に売られたモデルなのでZモデルをより完成させたものとも考えられます。

11は尖った特徴はないですが、逆にオールラウンドな性能の割に全部の性能が高水準なのでどんなプレイスタイルの方にもおすすめできるラケットです!

学生などラケットにあまりお金を使うことができない人で、初心者用のラケットに物足りなさを感じてきて、

2本目のラケットを購入したいが、クセの強いラケットを買って自分に合わない事がないようなラケットを買いたい。

という方にもオススメできるラケットです。

自分が思うに今日は調子がいつもと違うなと感じたときや、ちょっとした調整をしたいときなどに使うサブラケットとしても重宝すると思います(11をサブラケットとして使用するほど自分はお金に余裕はありませんが…)。

因みに現在、自分が使用していた11はダブルスで使用していたときにペアのラケットと接触してしまい折れてしまいました(ペアのラケットは無事だったので安心しました)。

余談ですがラケットが折れてしまう理由としてダブルスでペアのラケットとの接触によるものが自分の中では一番多いと思っています。

実際自分は今まで折れてしまったラケットは3本中2本ラケットとの接触でした、残りの1本はペアの体に合ったたときに折れてしまいました(怪我はなかったですがペアの方ごめんなさい)。