ミックスダブルスのサーブでなぜ女子が前で構えるのかとサーブの特徴
ダブルスのミックスでは男子がサーブを打つときに女子が男子の前にかがみ込むように構えて、男子がサーブを打つ場面を見たことがあるかもしれません。
しかし女子のサーブの際に男子が女子の前で構えているのは見たことはありませんよね…
今回はなぜ女子が男子のサーブのときに男子の前で構えるのかを解説したいと思います。
なぜ女子が男子の前で構えるのか
その理由は単純で男子の方が力があるからです。
男子よりも力強い女子もいるとかそういう話しは関係ないので、今回は置いておきます。
ダブルスでは基本的に攻撃の際にトップアンドバックの形になり、後衛の選手がスマッシュで攻めて、前衛がプッシュして決めきると言うのがダブルスのセオリーです。
なので女子よりも力がある男子が後衛となり、後衛でスマッシュを打って得点しなければいけません。
そこでサーブの話しに戻ります。
基本的にダブルスのサーブを打つ際、自分たちはトップアンドバックの形を取ります。
その理由としては、サーバーはコートの中央の少し前からサーブを打つので、それ以外の範囲を守るためにペアはコート中央の少し後ろで構えます。
ミックスの場合はこれを逆にして行います。
女子がネット前を守り、男子がそれ以外の場所を守ります。
このようにすれば、相手がどのようにサーブを返球してこようとも、必ず女子が前衛で男子が後衛の形にすることができます。
こういった理由によりミックスのダブルスでは男子のサーブのときに女子が男子の前で構えます。
通常のサーブとの違い(男子)
サーブを打つ位置がコートの中央より少し前になります。
サーブの位置が前すぎると、サーブレシーブでコートの奥に飛ばされたときに、自分で取りに行くのが困難になってしまいます。
逆にサーブの位置が遠すぎると、サーブを強く打たないといけなくなり、サーブの弾道を低くして打たなければいけないので、その分逆に相手のサーブレシーブも強く、低い弾道で返ってくる可能性が高くなってしまいます。
なのでミックスでの男子のサーブ位置はとても重要になります。
サーブを打つ位置だけではなく、サーブで狙う場所も重要になります。
これはミックスに限った話しではないと思いますが、ミックスのサーブの方がよりシビアに打たなければいけないと思います。
その理由として、相手のサーブレシーブで最も打たれたくない場所はバックハンド側のドライブだからです。
バックハンド側に強いドライブを打たれてしまうと、バックハンドが上手な人ではないと、コート奥に返したり、強いドライブを狙った場所に打つことができないので、打てるショットとコースが限定されてしまうからです。
初心者や中級者帯であれば基本的にミックスのサーブレシーブはまずバックハンド側を狙われると考えてもいいでしょう。
なのでバックハンド側に強いショットを打たれないために、相手の打ち方やレシーブの踏み込み具合を見て、サーブで狙う場所を工夫しなければいけません。
ミックスのサーブは男子のネットまでの距離が少し遠いので、いつもとは違う感覚で打たなければいけないので、練習はしっかりしましょう!
通常のサーブとの違い(女子)
女子は構え方が独特になります。
男子がサーブのとき男子とは反対側のコートでサービスラインより少し前で腰を落として構えます。
女子は腰を低く落としているため、あまり機敏に動くことは難しいので、自分より前に落とされたシャトルを主に捕ります。
正面に来たドライブでも捕れるように、ラケットははじめ少し高い位置で構えるといいと思います。
まとめ
今回はミックスでの男子がサーブを打つときの普段とは変わった立ち位置について解説しました。
自分もミックスダブルスを経験したことがあるので、このサーブも経験したことがあります。
ですが、自分はバックハンドが苦手なのでバックハンドに打たれてしまうと厳しい展開に良くなってしまいます。
それに男子がカバーしなければいけない範囲が広いので、やっていてかなり難しいと感じました。
なので、フットワークとバックハンドができていないと、そもそもサーブレシーブだけでラリーが終わってしまうこともあるので、この2つは最低限できるようにした方がいいですね。
ミックスは普通のダブルスとは違い、難しいところもありますが、自分のできていないところを発見できたりや普段のダブルスでは感じられない楽しさもあるので、是非ミックスダブルスをやる機会があれば今回紹介したサーブの方法も練習して試してみてください!
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