バドミントン初心者がラケット選ぶ際の知っておくべき知識3選
バドミントンを始めるにあたって、ラケットは必要不可欠な用具の1つです。
しかし、いざラケットを購入しようと思っても、自分に適したラケットがどれなのか、そもそもラケットの違いが全くわからないという方がほとんどだと思います。
なので、今回はラケットを選ぶ際に必要となる知識について解説しつつ、初心者の方にはどんなラケットがおすすめなのかを紹介したいと思います。
少し記事は長いですが、この知識を知っておけば、ラケットについての知識はほぼ理解することができます、もし"記事を読むのがめんどくさいな"と感じたら、結論は先頭に述べているので、要所ごとに飛んでもらえると、手間が省けると思います。
それでは、ラケットを選ぶための知識について解説していきたいと思います。
ラケットの重さ
ラケットは自分の筋力量に応じた重さのラケットを選びましょう。
自分の筋力に適していない重さのラケットを選んでしまうと、腕や肩への負担が大きく、怪我の元となってしまったり、自分とラケットの能力を十分に活かすことができなくなってしまいます。
そこで、バドミントンの初心者が選ぶべきラケットの重さを紹介したいと思います。
まず、バドミントンのラケットの重さにはUという単位が使われます。
Uが大きければ軽く、Uが小さければ重いラケットとなります。
結論から言うと、初心者の方は4Uまたは、5Uの重さのラケットをおすすめします。
なぜ、4U、5Uのラケットをおすすめするのかというと、理由は2つあります。
1つ目の理由は、重いラケットは扱いにくいからです。
4Uより重いラケットは比較的重いラケットに分類され、初心者の方は重さの負荷に耐えうる筋力が備わっていないので怪我をしてしまう可能性があるので、オススメできません。
加えて筋肉が発達していないことと、ラケットの扱いになれていないので、重いラケットだと、バドミントンの速いプレーに対応することができません。
YONEXのラケットは、重いラケットに分類される3Uのラケットはほぼ、上級者が使用することを想定して設計されていることも含めて、あまりおすすめできません。
そして、2つめの理由は、逆に軽すぎるラケットもおすすめできないからです。
5Uよりも軽い、先ほどの表で言うと、Fの重さのラケットのことです。
重さが軽いラケットの方が、"筋力も必要とせず、ラケットが扱いやすいのではないのか"と思うかもしれません。
たしかに、上記に書いた事は正しいです。
ですが、重さがFのラケットは軽すぎるのです、今までは5Uが最も軽いラケットとして、世間では認識されていました。
実際に5Uのラケットでも十分軽く、中学生や女性など、筋力にあまり自信がない人でも、十分ラケットの性能を発揮することのできる重さなのです。
重さがFのラケットは、自分のプレースタイルや得意なプレーをさらに活かすために、極限まで重さの軽量化をしたラケットなので、初心者の方が何の意図も無く買うことはおすすめしません。
他にも、重さがFのラケットは、軽すぎるため、ラケットのフレームでシャトルを打ってしまったり、ラケット同士の接触ですぐ折れてしまったというケースもよくきくので、最初のラケットにはおすすめしません。
話しが少し長くなってしまいましたが、結論をまとめると、初心者の方におすすめのラケットの重さは、重すぎず、軽すぎない、4U、5Uのラケットです。
中間の重さのラケットを最初に購入してもらって、バドミントンをしていくうちに、ラケットの重さに満足できなくなったり、自分のプレースタイルに合ったラケットを購入してみたくなったら、3UやFのラケットを購入を検討してみるのがいいと思います。
シャフトの硬さ
続いてのラケットを選ぶときのポイントはシャフトの硬さです。
シャフトとは、ラケットのグリップとフレームをつなぐ、細い棒のような部分のことです。
シャフトの硬さはラケットごとに異なり、シャフトの硬さで、ラケットが上級者向けのラケットなのか、初心者向けのラケットかどうか判断することができるといっても過言ではないです。
ここでも、結論から話しますと、初心者の方にはシャフトが柔らかいラケットを強くおすすめします。
ここからは、シャフトの硬さによる違いを、柔らかいシャフトをおすすめする理由とともに説明していきます。
まず、シャフトの硬さによって、シャフトのしなり具合が変化します。
当然、シャフトが柔らかい方がシャフトはしなりやすいです。
バドミントンのラケットは、スイングするときに、シャフトが曲がり、曲がったシャフトが元に戻る力でシャトルを飛ばします。
なのでシャフトがしなりやすいと、小さな力でも、シャフトを曲げることができるので、小さな力でもクリアを遠くに飛ばすことができます。
加えて、シャフトがしなりやすいと球持ちがよくなるので、ラケットでシャトルを打つときのタイミングがとりやすいです。
柔らかいシャフトは、腕への負荷もすくないです。
このように、柔らかいシャフトは初心者の方にとって、メリットしかないので、初心者の方はシャフトが柔らかいラケットを選ぶことをおすすめします!!
逆に、シャフトが硬いラケットは、シャフトをしならせるのに力が必要で、タイミングをとるのが難しいですが、その分強力なショットを打つことができます。
ラケットのシャフトに関しては「バドミントン ラケットの選び方【シャフト編】」で、より詳しい解説をしているので参考にしてみてください。
ラケットバランス
最後はラケットバランスについての話しです。
バドミントンのラケットは、ラケットの重心がヘッド部分(フレーム側)か、グリップ側どちらにあるかで、ラケットを分類することができます。
分類は大きくわけて、重心がヘッド部分にあるトップヘビー、グリップ側にあるトップライト、中間にあるイーブン、の3つに分類することができます。
ラケットバランスに関しては、どれが初心者におすすめかというのは特になく、自分のプレースタイルやラケットの振り心地によって決めてもらうのが一番良いともいます。
それぞれのラケットバランスが、どんな人におすすめかを軽く説明すると、トップヘビーのラケットは、スマッシュを主体とするパワーヒッターの方におすすめです。
トップライトのラケットは、速いラリー、ドライブなどで攻めるダブルスの前衛などにおすすめです。
イーブンのラケットは、オールラウンダーなプレーの方におすすめです。
ラケットバランスについて詳しく知りたい方は、「バドミントン ラケットの選び方【ラケットバランス編】」で解説しています。
おまけ
最後に、YONEX限定なのですが、手っ取り早く初心者用のラケットかどうか判別したいという人に向けて、ラケットの見分け方を紹介したいと思います。
基本的にYONEXのラケットの名前には数字がついています。
例えばNANOFLARE700やARCSABER11など、この数字を見ることで、そのラケットが初心者用のラケットなのか、上級者用のラケットなのかどうかを大体見極めることができます。
数字の見極め方は、ラケットのシリーズごとに桁数は違うのですがそこは関係なく、数字が大きいほど上級者モデル、逆に数字が小さいほど、初心者モデルになります。
なのでラケットの名前に数字の2や3が使われている場合、そのラケットは初心者モデルのラケットという事が多いです。
余談ではありますが、YONEXのラケットは、新しいシリーズのラケットがでるときは、そのラケットの名前に7の数字が使われます。
まとめ
以上で、バドミントンのラケットを選ぶときに初心者が知っておくべき知識について3つ紹介しました。
正直このラケットについての3つの知識を知るだけでも、周りの人よりはるかにラケットについて詳しくなれると思います。
ラケットについて詳しくなれば、ラケット選びがより楽しくなり、なにより自分にとって最適なラケットを見つけやすくなります。
現在は多くのメーカーでラケットを販売していますが、ほとんどのラケットの性能は、今回紹介した3つの要素に大きく左右されるので、ラケットを選ぶ際は、ラケットの重さ、シャフトの硬さ、ラケットバランスの3つを気にしてみてください!!
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