高地でのバドミントン、気圧の関係とシャトルの選び方
今回は自分が、高地でバドミントンをしたときに、感じたことについて紹介しつつ、体育館の高低による気圧の違いによっての影響とシャトルの選び方について解説したいと思います。
高地でのバドミントンはシャトルがよく飛ぶ
高い場所は低い場所に比べると気圧が、低くなります。
気圧が低いとどうなるのかというと、空気の圧力が小さくなるので、シャトルが飛んでいるときにかかる、空気抵抗が小さくなります。
シャトルにかかる空気抵抗が小さくなる分、シャトルは通常よりも遠くまで飛ぶようになります。
なので、ハイクリアを打つとき、いつものように力をいれながら打つと、コートを余裕でオーバーしてしまいます。
いつもはあまり飛ばないハイバックですら、シャトルをラケットに当てるだけで、コート奥まで飛んでいきました。
クリアだけでなく、レシーブも少し、力を込めて返しただけでオーバーしてしまうこともありました。
スマッシュに関しては、空気抵抗が小さい分、スマッシュのスピードは速くなりますが、沈み込むようなスマッシュではなく、伸びるようなスマッシュになってしまいました。
気圧による、シャトルの飛びすぎをどのように解決すればよいか
シャトルが飛びすぎる、原因は空気圧にあります。
空気圧は、土地の高低によっても変化しますが、気温によっても変化します。
夏の暑いときは、気圧が下がり、逆に冬の寒いときは気圧が上がります。
なので気温によっても、気圧は変わります。
原因が気圧だからといって、土地の高さや、気温を調節することはなかなか難しいです。
なので、シャトルの飛びすぎは、その気圧に適したシャトルを使用することによって解決することができます。
シャトルには、それぞれ温度表示番号というものが設定されています。
温度表示番号は1~7まであり、番号が低いほど、気温が高いときに使用され、逆に番号が高いほど、気温が低いときに使用されます。
YONEXではこのように、温度別で使用する番号を割り振られています。
残念ながら、気圧別には番号が割り振られてはいませんが、シャトルを選ぶ際は、まず使用する体育館の気温を確認してから、その次に、体育館の場所の高さによって、気圧が変化するのかを確認してから、シャトルの番号を選ぶようにしましょう。
体育館が高い場所にあれば、気圧は低くなるので、数字の小さいシャトルを選ぶようにすれば、シャトルの飛びすぎを防ぐことができます。
ちなみに、自分は山の上にある体育館を冬に使用しましたが、体育館には暖房がついていたので、冬にもかかわらず暖かく、さらに高地であるので、さらに気圧が低い状態でした。
番号が2番のシャトルを使用していましたが、それでもシャトルは飛びすぎてしまいました。
シャトルの製造
公式試合などで使用されるYONEXのTOURNAMENT(トーナメント)というシャトルは、日本で製造されています。
しかし、それ以外のYONEXのシャトルは中国で製造されています。
バドミントンを取り扱っている、スポーツ用品店などは、基本的に季節に合わせた番号のシャトルを、中国から取り寄せた業者から買い取り、販売しています。
なので、気温以外に気圧が変わる、今回のような、高所でのバドミントンを行うときに、季節の気温と合わないシャトルを購入しようとしても、在庫が存在しない場合があります。
なので、もしそういう高所でバドミントンをする機会がある、とわかっている場合は、自分が使用したい番号のシャトルが売られているときに、購入することをおすすめします。
近年バドミントンをする人の人口は増加しているので、シャトルの需要が供給を越えてしまうこともあります。
自分の近くの、バドミントンショップは、シャトルを次に入荷するのが、1、2ヶ月先になっているところもありました。
なので、シャトルを購入するかどうか、迷っている方は、シャトルの在庫が無くなる前に、購入することをおすすめします。
水鳥シャトルとナイロンシャトルの違いについてはこちらの記事で紹介しています。
まとめ
今回は、高地でのバドミントンの特徴と、シャトルの番号の選び方について解説しました。
日本は四季があり、気温の変化が激しい季節もあるので、適切なシャトルを選ばないと、シャトルが飛びすぎたり、逆に全く飛ばないなど、プレーに支障が出てしまいます。
気温だけでなく、もしいつもとは違う体育館を使用すると気があれば、体育館の気圧を調べておくことによって、こういった問題を回避することができます。
気圧の違いによって、シャトルの飛び方に違いをあまり感じられないという方は、いちど冬にしようしていたシャトルのあまりを、夏に使用してみると、その違いに気づけると思うので、一度自分で確かめてみると、シャトルの飛び方の違いを実感できると思います。
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